耐震診断 寺院
先日,ある寺院の耐震診断に関わった。禅宗の寺である。歴史ある寺で,檀家はそこそこながらも やはり少なくなっていると言う。
禅宗の場合,その住職は本山から送られてくるようで,必ずしも血筋は繋がらないようだ。だからこそ新しい血,新しい考えで地元に密着した宗教の教えをとくことができるらしい。
前回は室戸台風のときに大改修をしたようであるが,このときの大改修は 結構 費用をかけたようで,先代の住職もある程度地震ありげだった。
結果は写真の通りで屋根裏や床下に問題が見える。多少のことなら小規模の改修で済むのだろうが,肝心なところがかなり痛んでいる。
さらに宮大工とはいえ,近年の地震力に対する考え方が考慮されていない。まあ,仕方の無いことであるが。。。
今回は本堂だけの調査であったが,本堂には100名から200名の信者が参詣に来るときもあるという。そんなときに地震がきたら,多分,小屋はその姿を残したままグシャリと潰れ,信者さんはその下敷きになるであろう。必要以上に脅かすのは本位ではないので,「大きな地震がこなければ問題ありません」とは言っておいたが,「できるだけ早急に改修するのが望ましい」とも付け加えておいた。