« 2007年09月 | メイン | 2007年12月 »

2007年10月13日

神無月

 国会も落着きを取り戻そうとしているが, 泰山鳴動してネズミ一匹の感がある。
それはともかく,庶民の生活とはあまり関わりを感じられないところが,なんとかなく考えさせられる。

  さて,今回 ある家の調査を頼まれた。その家には夏に訪問業者がきて,「設備配管の無料調査」と称して床下に潜り込み,床下工事の設備取替え,羽あり駆除の工事を熱心に勧められたという。

 建築の悪徳訪問業者のトラブルはマスコミにも取り上げられ,全国的にも社会問題となった。その法的根拠は「詐欺商法」であることだ。建築工事価格の算定が難しいことも原因の一つであるが,「専門家です」「うちの会社は徹底的にやります」と居丈高に迫られ,「このままだと家が潰れますよ」と言われたら,普通の人は慌ててしまう。

  今回の業者は,実際に潜った床下のトラブルを写真で提示し,メモ書き程度の見積書をその場で作成して,工事契約を迫ったという。「おかしい」と感じた住民が自分で潜ってみても,指摘されたような形跡は見当たらない。ただ,「専門家」に言われたことを「素人である」自分の目で見ても正しいかどうか判りかねる,それゆえ再度専門家の目で見てほしいとのこと。ヒアリングの範囲では,問題は無さそうだし,メモ書きとはいえ見積も高めであるがむちゃくちゃ高いというわけでもなく,取り敢えず,来月に 一度 床下に潜りにいこうと思う。

  今回の例で問題なのは,詐欺商法か否かという点と,最初に訪れたときに「訪問販売である」旨を伝えていない点である。後者の場合は,「特定商取引法」に抵触するようである。最近はクーリングオフ制度も知られつつあるが,悪徳な訪問販売の場合 そのクーリングオフの除外条件を巧みに使って逃れようとするので,日頃から ご注意願いたい。